はてな村(はてなブログ村)という存在について
「はてな村(はてなブログ村)」というコミュニティ・概念があるらしい。
リーやその周辺で才覚を発揮した人の中から、学者・評論家も多く生まれてきました。
ログ内で活躍するとはてなブログから消えていくので、はてなブログが拡大しない、という構造。
そしてその続きが、以下のブログ
はてな村の変遷を追っかけていない筆者からしても「はてなブログだけでは飯が食えない」からはてな村が衰退したのは納得ができる。
はてなブログは当時であればおそらく現代でいうクリエイターエコノミーの先駆けの存在であったと思う。つまり、テキストベースで飯を食いたい(もしくは食えるようなポテンシャルを持つ)人が有象無象していた中で、PVを集めていたものが、アフィリエイト広告というマネタイズ手法で食べていけていた時代だろう。漫画を読みたいときとか家具を買いたいときにはよくはてなブログのレビュー見ていた僕は幾分か貢献していたと思う。
娯楽が多様化し、
Youtubeの台頭はもちろん、はてなブログの代替として出てきたnoteも然り、個人が様々な情報・コンテンツを発信してきている時代の中で、そのサービスの中で経済圏を成立させないといけないように思える。
当然テキストより動画のほうが、暇つぶしになるわけで、視聴のタッチポイントも多くさらにユーザーの規模(youtube)によって、Youtuberという職種も生まれてきたわけで。noteでも同様にnoteでコンテンツを売って3桁万円稼いだ人もいると聞く。
人間24時間のうちの暇つぶしの時間を取り合う中で、はてなブログへのタッチポイントは徐々に下がり、かつ、アフィリエイト広告だけで食っていくのはなかなか難しいことも想像に難くない。
コンテンツについては、良いコンテンツを生む人に金銭を還元し、コンテンツ生成の継続を続け、さらにコンテンツの質の向上が促される流れが必要に思う。
よりコンテンツに重点を置いた構造がクリエイターエコノミーのように感じる。
テキスト、動画に続き、音声でも同じ流れが来ているように思う。
特に米国は先駆けてpodcastを職種にしている人もいるがpodcastは元々appleが無料で消化できる音声コンテンツとして展開しているが、2005年あたりから始まったpodcastが2020年、2021年に至るまで盛り上がっていなかったのは、良質な音声コンテンツを作った個人レベルの人に還元できる仕組みがなかったりすることも一理あるのかなと。
noteを見るといかに課金させようかと誘導する流れも露骨だったりして、コンテンツとお金が過剰に密接になっている(=大したコンテンツでもないのに、課金を促すものも多い)ところみると、なんだか薄っぺらさを感じてしまう一方、はてなブログの控えめなアフィエイト広告のほうが、純粋にそこにあるコンテンツを楽しめている自分もいるなとは思います(むしろコンテンツと課金がより密接になると、どんな筆者が書いているのかのバックグラウンド含めて吟味するだろうし、今のようにはてなブログを回遊して読み物として楽しむこともなくなるかもな、と)。