クリエイターエコノミーと自己の関係について
2020年からのトレンドではあるが、Z世代を中心として、自分の身の回りのことや自ら想像したものをSNSサービス等に投稿し、ファンを集め、最後にマネタイズするようなクリエイターエコノミーが流行っている。
日本では、tiktokerやyoutuberがそれにあたるし、海外だと、ニュースレター配信サービスのsubstack(Substack - Start a paid newsletter)、スポンサーサービスのPatreon(
Best way for artists and creators to get sustainable income and connect with fans | Patreon)、Twitch、Discord等のサービスを通して、個がエンパワーメントされ、個性が金を生む仕組みである。
消費者の個の関心に合わせたプロダクトが、個によって提供され、消費されていく動きが加速化しており、より消費行動がタコツボ化してきているように感じる中で、自分自身も消費者でありつつ、クリエイター候補でもあるわけで、「もしかしたら、自分もどこかでクリエイターになれる/ならなければいけない」という思いも持つように思う。
どんなクリエイターサービスを使ったとて、自分にはファンがなかなかつかず、「自分はクリエイターになれない」という疎外感が生まれるような現象も起きうるのではないか、と思ったりします。中学や高校における、人気な生徒とそうじゃない生徒以上により細かい粒度において、個レベルでのクリエイティブ数が数値化されていくような感じがしており、それが良いとか悪いとかはないのですが、周りが様々なツールを使ってそれなりに楽しんでいる横で、自分がそれを消化することしかできないことの焦り、のようなものは、社会人で一定の年数が立ち、それぞれのライフスタイルの確立が目立ち始める20代後半や30代に特に感じそうな気もします。